※この記事は夏季オンラインインターンシップの参加者によって書かれた記事になります。

カンボジアサッカーを引っ張っていく22歳スート・バラン選手

カンボジアのアンコール・タイガーF Cでプレーをするスート・バラン選手をご存知だろうか。22歳という若さでカンボジアA代表経験を持つこの選手が、近い将来カンボジアサッカー界において注目を集めることは間違いないだろう。今回、バラン選手の考える今後に注目しインタビューを行った。

 

――プロサッカー選手を目指そうと思ったきっかけを教えてください

サッカーが好きだったからです。
13歳で故郷のシェムリアップを離れ、首都であるプノンペンでサッカーをしながら生活していたということも大きな要因です。11年前には、あまりお金をもらえないことやケガなどを理由に家族からサッカー選手になることを反対されていました。しかし、サッカーを好きだと思う気持ちの方が強かったです。

 

――サッカー選手としてどのようなことを意識してプレーをしていますか?

常に100%でやることです。
練習から全力で取り組むことで、試合でも自分の100%の力が出せると思っています。

 

――多国籍の選手が在籍するチームにおいて、コミュニケーションをする際に気をつけていること、意識していることはありますか?

英語が話せるので特に苦労していることはありません。
一人一人の性格や気持ちを意識するようにはしています。やはり英語を勉強しておくことは、海外でプレーする際など、大切になってくると思います。

 

――プロサッカー選手になるという夢を叶えることができた現在の夢や目標はどのようなものでしょうか。

2つあります!

1つ目は、代表選手になることです。アンダー世代から代表に選ばれていたこともあり、苦労もありましたが、この目標は達成することができました。

2つ目は、海外でプレーをすることです。また、海外でプレーをすることができた後には、指導者として後輩たちにサッカーを教えていきたいです。

 

――ちなみにどの国でプレーしたいのですか?

日本!!
鹿島アントラーズでプレーをしてみたいです。

今回のインタビューを通して、バラン選手の純粋にサッカーを好きだという気持ちがとても伝わってきました。海外でプレーをしてみたい、後輩にサッカーなどを教える指導者になりたいという素晴らしい夢を持ちながら、日々練習に取り組むバラン選手の姿勢を見習いたいと強く思います。また、A F C U -23アジアカップ2022の予選では、カンボジアが日本と同組になり10月29日に試合が予定されています。バラン選手がもし選考されたら、日本相手に活躍する場面を楽しみにしています!!

インタビュー・文=法政大学キャリアデザイン学部 佐藤 龍之介
写真=Angkor Tiger FC

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