「挑戦の中で見えた成長と課題」

今回のインターン活動を振り返り、私が身につけた力として強く実感しているものは2つあります。

一つ目は「異文化マネジメント力」です。

今回は主にシュートスピードイベントの運営に携わりましたが、最初はイベントの準備や運営時に現地スタッフとの意思疎通の難しさを痛感しました。

例えば、カンボジア人は日本人と比べ、時間にルーズであると感じることが多々あり、業務連絡が遅かったり、連絡が1日取れなかったり、集合時間に来なかったりすることもありました。

チームとしてより良い活動・運営をしていくには、そういった異なる価値観を否定せず、尊重しながらも、状況を改善していくことが重要であると考えました。よって私はできるだけ直接会った際に大切な情報を共有したり、業務以外での話題のコミュニケーションも図ったりして、信頼関係や仲間意識を得るなどの工夫を凝らしました。そうしたことで日数を重ねるにつれ、互いのコミュニケーションや意思疎通もスムーズになり、活動開始時と終了時と比べると、その部分は大きく向上したと実感しています。私はもともと人とのコミュニケーションが好きでなく、得意でもなかったのですが今回の活動を通してその課題も徐々に解決できたとともに、異文化間でのコミュニケーションの誤解を早期に察知する観察力も養うことができたと感じています。



2つ目は「現場対応力」です。

イベントでのトラブル対応や観客とのコミュニケーションにおいてこの力を身に付けることができたと考えています。

イベント運営中にはスピードが計測されなかったり、ボールが認識されなかったりなどの機材トラブルが何度かありました。そういった際に迅速かつ的確に機材をチェックし、正常化を試みたり待っている観客とも冷静にコミュニケーションを取ったりイベント後にはその分析を通して改善策を考えたりしてトラブル解決に取り組みました。実際に予期せぬ事態が起こると焦ってしまうこともありましたが、そういった時こそ状況を把握しながら優先順位をつけてトラブルに対応し、再発防止につなげていくといった「その場を収める」と言うことに留まらない対応力を身に付けることができたと考えています。
次に、私が見つけた自身の課題についてです。私は今回の活動通して「リスク管理力」の欠如を痛感しました。まずイベント準備時にリスクの想定、早期発見ができていなかったと感じています。事前のチェックリストやシナリオの想定が不十分で、現場に着いてから必要な備品がないことに気づいたり、イベントを開催して、初めてオペレーションや導線の詰めの甘さ、それぞれの役割の最適化ができていなかったと気付くことがありました。イベント後の振り返りを通してより円滑かつ観客が楽しむことのできるイベントの実現を目指し、この課題もイベントを重ねるにつれ改善できていたと感じます。しかし、導線の提案や備品の管理など、チームメイトに助けを借りることも多かったので、この「リスク管理力」は依然として私の課題であると考えます。「自分はまだ大学1年生だからただの経験不足だった」で済ませたくはありません。今後そういった機会があれば、次こそ自分で初動を取り、その課題の解決にも取り組んでいきたいと考えました。

次に、この経験をどのように今後につなげていくかについてです。まずは前述のとおり「リスク管理力・先を見通して行動する姿勢」を実行に変えていきたいと考えています。その姿勢は、社会で生きていくためには不可欠であり、その姿勢を貫いて今後の大学生活を送ることで周りと差をつけられる可能性を秘めていると考えます。試験に向けて「今すべきこと」と「後で必要になること」を整理したり、試合に向けてより実戦に近いシチュエーションの練習をこなしたりなどの「広い視野を持ち、未来を想定して今の行動を選ぶ」習慣を身に付けていきたいと考えています。
そして「挑戦する姿勢」も継続していきたいと考えています。私は海外やサッカークラブでの仕事に興味があり、今回のインターンに参加しました。その結果、自分の長所や短所を再認識できたとともに、様々な新しい学びを得られたと考えます。このように少しでも自分が興味のあるものに挑戦し、新たな経験を積む事はこれ以上ない「自己投資」であると考えました。
今回の活動を通して、様々な出会いや思いがけない出来事に遭遇しました。人生はいつ何が起こるかわかりません。そのため、いつどんなチャンスが巡ってきても、自分の力を最大限発揮するために、学業も部活動もアルバイトもインターンシップも一つ一つの経験を大切に積み重ねていきたいと思います。そしてこの活動で得た経験や学びをこれからの人生に活かし、これからも人として成長していけるように歩んでいきたいと思います。

川原 紺

インターン期間 : 2026年1月31日〜2026年3月14日